育休中にかんがえる。 ~私にとっての不妊治療・高齢出産~

KLC(加藤レディスクリニック)、新宿溝口クリニック(栄養療法)、セキムラ鍼灸医院にて不妊治療を経て41歳にて出産(2014年7月23日)。いま感じること、考えること、あれこれ。

やっと体調が安定してきました

いやー、いやー、いやー、15週頃「安定期に入ったのかな?」とほっとしたのもつかの間、一日に2、3度おなかが張り出した。

 

とくに夜明け、目が覚めるほどおなかが痛い。まるで生理痛のような痛みで、おなかをさわると、ぽっこりとゴムまりのように子宮がかたくなって浮き上がっているのがわかる。これってやばくない?まじ!?けれど出血はない。検索すると、出血がない場合、基本的には赤ちゃんに問題のない場合が多いらしい。妊娠後期になると自然と張る回数が多くなるそうだが、まだ15週だ。

結局、不安な場合、病院で一応見てもらうしかない。「泣きそうになって病院(大学病院)に電話してみると「まずは様子を見てですね、もし痛みがおさまらなかったり、出血したら受診してください」と言われる。まあそう言われるとは思っていたので、「はい…」と行ったものの、半休を取り、病院に行ったのだった。

結果は、心拍の確認ができて子宮頸管も短くなっていない…問題なさそうということ。それはよかったのだが「原因はなんですか?」と聞いたら「人によってさまざまですが、疲労やストレスでは…」とのこと。「痛くなったらとにかく休んでください」「それしか対処方法がないですから…」「そんな簡単に仕事休めないです…」と思わず空中に視線を泳がせてしまった。医者は一瞬、黙ったが、「それでは、職場への連絡書を書きましょう。病名なら、切迫流産ということに。自宅安静2週間にしますか、4週間にしますか?」

「えっ!?」

自宅安静にしゅうかん…よんしゅうかん…

私の頭に浮かんだのは「この時期にそんなに仕事を休めない!!!! 私は社会的せーめーをうしなう…」ということだった。

医師はとても親切だった。赤ちゃんには今のところ異常がないのだが、私の表情が問題だと思ったらしい。職場ですごく追い詰められていると考えたらしい。

実際、多少追い詰められた気持ちになっていたのは確かではあった。職場に妊娠報告そのものは済ませていたが、少し疲れたかな、というときも休まず我慢していた(というか、いつもに比べてすぐに疲れるのだ)。「妊婦だからといって甘えてはいけない、他人には関係のないことなのだから」と自分に言い聞かせていた…

産休を取る、というのは「女性の(労働者の)権利」だと頭ではわかっているものの、感情的にはどこか疾しく、申し訳ないような気持がする。会社に対して…ではなく、職場の上司や同僚に対してだ。確実に、仕事面では迷惑をかけるから。不妊の期間が長かったから、何より「産・育休を取りたくてもなかなか授からず働いている」女性もいるってわかるから…自分は子どもを授かっただけでも幸運だから…

 

病院からの帰り、自分はずいぶん屈折した感情を抱えていて面倒くせえな、と思った。というのも別に職場から明確なプレッシャーを与えてられているわけじゃないのだ。一人芝居…

 

結局、連絡書は会社に提出しなかったが、残業はやめた(ぎりぎり仕事がまわる範囲で)。

 

今日は18週と3日だが、痛みはなくなり、体調は安定している。要するになんだ、やっぱりストレスだったみたい。ストレス大敵。